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楢葉のこと
2015.09.10 Thursday - comments(1)
2015/9/5、楢葉の避難指示が解除になった。
福島県楢葉町の避難指示、4年ぶり解除
(CNN) 政府は5日、2011年に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難指示を出していた地域のうち、福島県楢葉町の避難指示を解除した。共同通信が報じた。
楢葉町は福島第一原発から約16キロの距離にある。同町の避難指示が全自治体規模で解除されるのは事故後初めて。同原発は東日本大震災の津波で炉心溶融事故を起こし、政府が半径20キロ圏内の地域に避難指示を出していた。
共同通信によると、楢葉町では除染作業が進んだことにより、放射性物質の濃度が許容できる範囲まで低下したと政府は説明している。
これまでにも一部地域で避難指示が解除されたことはあったが、町の住民全員に対する避難指示が解除されるのは今回が初めてだという。
楢葉町では4月以降、日中の帰宅は認められていた。5日からはこの制限も解除される。
ただ、約7400人の住民のうち、どの程度が帰宅するかは不明だと共同通信は伝えている。
http://www.cnn.co.jp/world/35070039.html

家に帰れるようなったとはいえ、実際に帰る人はまだまだ少ない。コミュニティが壊れてしまって人がいない上に、治安も悪い。人間らしい健全な生活をするのはまだまだ厳しい。

8/15、ばあちゃんちの前に差しかかると、店のシャッターが少し開いていた。人気のない町で、人の気配がする。警戒して回り込んでみると、ノイズ混じりのラジオが鳴っていて、そこにおじさんがいた。おじさんは母親の弟で、痛んだ家と倉庫を行ったり来たりしながら、大がかりな片付けをしていた。倉庫が取り壊しになるので、中を空っぽにしなければならないのだ。お酒やメーカーの景品、資材や雑貨で溢れていた倉庫が、だいぶ片付いていた。

家の方もだいぶ痛んでいて、お店は天井が剥がれ落ちている。酒屋の面影は、もはや庭のビールケースやショーケースくらいだ。そのビールケースをばあちゃんがご近所さんの家に運びたいという。私の小型車に5ケース詰め込んで、ばあちゃんのお友だちの家へ向かった。家がよく手入れされているので、ここには人が戻るんだなとわかる。ビールケースは庭仕事で使いたかったようで、とても喜んでくれた。福島第二原発にお勤めで、この日はお休み。明日は24時間勤務だと話していた。

ばあちゃんちのお隣さんの家も、よく手入れされていたから、解除になったら戻ってくるのだろう。向かいの家は、更地になっていた。その向こうにあった牛小屋のある家もまた更地になっていた。牛もニワトリも、この町からは消えてしまった。ばあちゃんは避難するときに、猫を置いてきたことをずっと思い続けている。夕方6時になると、野良猫がエサをもらいにやってくると聞いて、ばあちゃんはその猫の姿をしばらくの間探した。


郵便ポストは今もまだブルーシートでグルグル巻きになっている。宅急便は、この町に荷物を届けてくれない。水が出るようになったのはうれしかった。ただ、除染していない木戸ダムの上澄みを使った水道水は、安心して飲めるものではない。それでも4年が経って水が出るということが、とてもうれしかった。

この町の思い出が、少しずつ消えていく。4年も経つと、いちいち泣いてもいられないというか、みんなもう涙も出ないといった感じだ。今のこの町をひとことで言えば、不気味というのが相応しいかもしれない。個人的には、常磐線が楢葉の木戸駅と竜田駅を通るようになったことも、なんの意味があるのかと思うし、解除も復興しているように見せかけるための口実みたいに思える。

以前、この周辺を案内させてもらったときに、ある人が「日本にこんなところがあるなんて、信じられない」と話していた。「こんなところ」というのは、人間が立ち入れない場所、居続けたら死ぬ場所ということだろう。故郷をそんなふうに言われると、悲しい気持ちを通り越して、どんな表情をしたらいいのかもわからない。仮設住宅には心が壊れそうな人、壊れてしまった人がたくさんいる。我慢している人を見るのはいつも苦しい。


2015/8/15
a small, good thing
COMMENT
命を大切に思う者 - 2015/09/13 8:57 PM
福島原発事故による公害について。

http://fukushimadisasternote.1apps.com/tepco_schedule.gif
詳細(ソースの在りかの情報含む) → http://fukushimadisasternote.1apps.com/

年間1mSV超も心配ですが、
放射線量に現れない毒の粉である、福島原発3号機プール内の燃料の、
何割かがすでに大気中に飛散してしまっていて毎日それを吸わされ、
近い将来死ぬ,身体にされる人が増え続けている心配をした方がいいです。

飛散済か否か白黒付けるには、3号機プール内を覆い隠している瓦礫を撤去し、
プール内の燃料のあった場所を目視できるようにする以外に方法がない。
ところが、東電と政府は、それをさせないように妨害し続けています。

上図の、3号機プール内の瓦礫撤去作業の予定表の変遷を見てください。
この1年半、燃料のあった場所を覆い隠している瓦礫に関しては、
撤去の開始予定日が近づく度に開始予定日を後にずらすだけ、
ずらすのを何度も何度も繰り返して来ただけです。
こんな手口をこれ以上許しては駄目。今度こそ、何が何でもそこの瓦礫を撤去させるのです。
飛散済だった場合、白黒付くのが遅れたら遅れた分だけ犠牲者が増えます。
(この後,発表された予定表でも、また予定を半月,後にずらされた。永久に始めない気だ。
 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l150825_05-j.pdf#page=7 )





肺癌が今急増してないことや、測定で発見されていないことは、
飛散してない証拠にはなりません(理由は後述)。
何割か飛散済か,全部残ってるか,白黒付けるには、
プール内の燃料のあった場所を目視できるようにする以外に方法はないのです。
上図の、予定表の変遷をもう一度,見てください。
この1年半、日が過ぎ去って行く速さと同じ速さで、
予定表の内容を、機械的に、後ろに平行移動して来ただけです。
進捗報告では抽象的に「撤去作業中」とだけ言って予定変更には触れない。
「1年半ずっと撤去作業してた」と言う割には、
撤去した下の状態(燃料が残ってるか消えてるか)を写した写真を見せてくれない。
撤去作業をわざと遅らせ続けるとしか思えません。

8月2日にFHMだけやっと撤去したようですが、
これはやろうと思えば1年半前にできたことをわざと引き延ばし続け、
「わざと遅らせ続けてる」とバレそうになったために、渋々、やったことです。
1kmも離れていない国道6号線を通行止にせずに実施したのがその証拠。
通行止の必要もない作業なら1年半前にできた筈。1年半もの間,何してた?
FHMが撤去されても、まだプール全体が瓦礫で覆い隠されたままで、
FHM以外の、その他の瓦礫の撤去の方が本丸です。

FHM撤去が完了したことで油断していると、
この1年半やって来た「予定の平行移動」を延々続けられて、
この本丸をいつまで経ってもやらない、
3号機プール内の燃料のあった場所もいつまで経っても目視できないまま、
近い将来死ぬ身体にされる人が増え続けているか否かも白黒付かないまま、
それをされる危険性があります。
●そんなこと許しては駄目。今度こそ、何が何でもそこの瓦礫を撤去させるのです。

そういえば、4本の取っ手が変形の発表で、写真が公開されましたが、
公開されたのは4本周辺の写真だけです。
残り562本の写真は公開されてない。
残り562本については、残ってるか飛散済かわからないままなんです。
変形してないものも含め、
現時点で目視できたものは、全部で何本なのか、公表させないといけない。
566本のどれが目視できてどれができてないか全体像がわかる画像を公開させないといけない。

ところで、肺癌が今急増してないことが証拠にならない理由は、
癌の塊がある程度の大きさになるまで症状が出ないし気づかないからです。
アスベスト被害でも発覚したのは何十年も経ってからです。

また、測定で発見されていないことが証拠にならない理由は、
プール内の燃料はアルファ線を出すものが大半で
(ガンマ線を出すもの等もゼロではないけど少ない。理由は http://j55.pw/kwV4 )、
アルファ線は数cmしか飛ばないため、
測定器を数cm以内に近づけないと反応してくれないからです。
しかも、堆積の仕方がとびとび。
測定器が無反応でも数cm以内に無いというだけで、他の地点にあるのか無いのかは藪の中。
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