a small,good thing
<< I NEED TICKET(1) | HOME | マンホール >>
I NEED TICKET(2)
2014.07.06 Sunday - comments(0)

日本 vs コロンビアの試合が終わった瞬間、一刻も早く日本に帰りたいと思った。その思いは、ブラジル滞在中ずっと消えなかった。Skype Outの機能を使ってユナイテッド航空の予約センターに電話をかけ、帰国便を前倒ししたいと伝えたが、空席はゼロで予定通りの帰国となった。

グループリーグ敗退のあの虚無感が蘇る度に、私はここで一体何をしているのだろうと脱力した。あの3試合でブラジルワールドカップを終えるのはとても後味が悪かった。あと1試合、できれば決勝戦が行われるリオ・デ・ジャネイロのマラカナンスタジアムで試合を見てから帰国したい。その試合で私のブラジルワールドカップは締めくくりたいと思った。

しかし、チケットはない。

今回のワールドカップは、サンパウロとリオを拠点にして観戦する人がとても多くて、どちらの会場もチケットは入手困難だった。ダメ元でfacebookとtwitterに「6/28のコロンビア vs ウルグアイのチケット譲って下さい」と書いた。日本語で書いたから日本人限定、メッセージを読む可能性のあるフォロワー、友だち限定、しかもチケットの受け渡しができるブラジル現地組限定と、可能性は限りなくゼロに近かった。

ところが! 試合前日、チケットを譲りますという神降臨! twitterにMentionが入った瞬間、すぐにチケット受け渡しの約束をした。この日はGroria駅近くの宿で朝から仕事をしていて、そろそろ町に出ようかと思っていたときだった。あと30分くらいサントス・デュモン空港2Fのファンゾーンにいます、というので、パソコンをトランクに放り込んで鍵をかけ、日本円とレアルをきっちり用意し、化粧もせずに町へと飛び出した。タクシーなら10分で行けるはずだ。

運がよかったというかなんというか、いつもは車通りのあまりない宿の前に偶然黄色いタクシーが止まっていた。運転手に「ケロイーパラ サントス・デュモン エアロポルト!」と伝えると、すぐに車を走らせてくれた。そんなわけで、メッセージをいただいてからほんの20分という驚異的な早さで空港に到着した。twitterのプロフィール欄に、鹿島アントラーズのサポーターとあったので、目印に柴崎選手のアントラーズユニフォームを着て行った。彼はアントラーズで育った内田選手の代表ユニフォームを着ていたので、ファンゾーンに着いたら迷うことなくお会いすることができて、貴重なチケットをほぼ定価で譲っていただいた。先日のニードチケットで惨敗していただけに、うれしさも倍増だった!

しばし談笑していると「まだ肉食べてない」「肉が食べたい」「ブラジルといえば肉ですよ」という意見で一致した。旅先で一人でレストランに入るのはなかなか難しい。お互い一人旅だったので、目の前で巨大な肉の塊をジョリジョリと削ぎ落としてくれるあのシュラスコをまだ一度も体験していなかったのだ。なんとなくコパカバーナに向かい、ガイドブックにあった高級店でブラジルの肉を思う存分食べ、カイピリーニャを飲み、延々サッカーの話、鹿島アントラーズの話をしていたらすっかり日が暮れてしまった。

照明の灯ったコパカバーナの海岸を散歩していると、マンチェスターユナイテッド#26 KAGAWAのユニフォームを着た人とすれ違って、思わず「カガーワ!」と声をかけた。



a small, good thing
COMMENT
コメントする









/
[ - ]  RSS1.0 / Atom0.3
ENTRIES
TWITTER
CATEGORY
ARCHIVES