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ニッポン
2014.07.05 Saturday - comments(0)
昨日の夜、無事ブラジルから帰国しました。

17フライト中、最後の最後で飛行機に乗り遅れてしまう緊急事態が! サンパウロから約10時間、アメリカのシャーロットに到着すると、入国審査に思いの外時間がかかってしまった。両手の指紋から目玉のチェック、質問事項も多かった。ブラジルには何しに行ったの? 向こうに誰か友人がいるの? どのくらい滞在したの? などなど。ESTAの手続きから2ヶ月が経っていたので、その書類の存在自体も忘れかけていた。

入国手続きを終えてから、足早に空港内を移動しながらゲートの変更がないかモニタをチェックする。ところが、シカゴ行きのフライトが見つからない。ようやく到着したゲートで尋ねると、

「このゲートに間違いないわ」
「あ!イッツゴーン!」

私が乗るはずの飛行機は、15分前に飛んじゃった。それでもう、その場でこの世の終わりみたいな顔をして、ユナイテッド航空のスタッフに泣きついて「トーキョーナリタに帰りたい」と訴えたのだった。「あなた、サンパウロから来たの? 長いフライトだったわねえ」と優しい言葉をかけながら、カタカタとPCで空席を調べてくれて、シャーロット〜シカゴ行きと、シカゴ〜成田行きの2つの代替フライト用意してくれた。ああ、神様! サンキュウ×100でも伝えきれない。深々とお辞儀をした。

さあ、もう乗り遅れることは許されない。シャーロットで3時間ほど待つ間、なるべくゲートを離れないようにしつつ、近くのウェンディーズでプレッツェルのハンバーガーを食べた。渋谷のBunkamuraそばの会社に勤めていた頃、近所のウェンディーズによく行った。ウェンディーズのハンバーガーってこんなにおいしかったっけ?というくらい、ジューシーでとてもおいしかった。アメリカで本気のハンバーガーを食べていると、大きな体をゆっさゆっさと揺らしながらお店のマネージャーらしき女性がやってきて「うまいか!ベイビー!」と声をかけてきた。咄嗟に「イエス!」と答えると、そうだろう!そうだろう!と満足そうに次のお客にも、その次のお客にも次々と「おいしいかい?」と声をかけていた。それにしても、スモールサイズが全然スモールじゃない。


シャーロットからシカゴへ向かう飛行機は、たった3列の小型機だった。よく1席だけ空いていたなというほど満席だった。シカゴへ到着して早めに搭乗ゲートへ向かい、窓ぎわの席を確定した搭乗券を再発行してもらった。

背後からの熱い視線には気づいていた。日本人のおばさまが、すがるように「あなた日本人?」「やっぱり!よかった〜。日本人だわあ!」と、安堵の表情をしている。聞けば、観光らしい観光もせずにアメリカに嫁いだ娘さんのところに1ヶ月滞在していたという。人生初の一人旅、シカゴでちゃんと飛行機に乗れるかどうか、不安と緊張で昨日から全然眠れなかったとか。ただただ怖かったと、目には涙を浮かべて私の腕を掴んでくる!

鈴ちゃん(仮名)の話を聞いていると、とってもかわいらしく思えてきて、「そのドキドキをもっと楽しんで!」と言わずにはいられなかった。ゲート付近にユナイテッドクラブを見つけたので、プライオリティ・パスを使って、鈴ちゃんとラウンジのソファで一息ついた。出発が遅れていたおかげで、シャワールームでシャワーを浴び、歯を磨く時間ができた。大変残念なことに、ブラジルで滞在したどのホテルよりも、ラウンジのシャワールームは清潔でアメニティも設備も整っていて、快適だった。

ブラジルに出発するフライトは17:55発、55番搭乗口だった。そして、帰りもシカゴ発17:55発で、05:05生まれの私は「5」が揃ってちょっとだけテンションが上がった。飛行機に乗り遅れたおかげで、ユナイテッド航空からANAに変更になり、機内で和食を食べることができたし、隣の席がすべて空いていたので横になっているうちに時間が過ぎた。もうすぐ日本に到着するというときに、鈴ちゃんが「本当にありがとう」とわざわざ私の席まで声をかけに来てくれた。連絡先を交換したのは、この旅でこの時が最初で最後だった。



17フライト分の航空券たち。
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