a small,good thing
さよならイングランド!
2013.01.10 Thursday - comments(0)
デュッセルドルフへはeasyjetの格安チケットで飛ぶので、預ける荷物と手荷物を入念に整理してパッキングする。重量オーバーだとその場で人間よりも高い料金を取られてしまうので神経を使う。一応保険で+3kg(約2800円)を追加しておいたが、手元に体重計がないので感覚に頼るしかない。搭乗時はいつもスリリングすぎる。

トランクを転がし、Macが入ったバッグが雨に濡れないように抱えてバス停まで。ヴィクトリア駅までタクシーに乗るのをケチってバスに乗った甲斐があって、空港行きのガトウィック・エクスプレスの切符買ったら、財布の中は2ポンド以下になった。なけなしのお金で牛乳を買い、早めに到着した空港で仕事をする。

明日のボルシア・メンヘングラードバッハ vs ヴォルフスブルクは、まだチケットがない。ドイツに行くと決めたときには、オンラインでの販売は終了していたのだ。当日券が買えなかったらドイツに行く意味がなくなってしまうけど、きっと大丈夫だと信じて今年二度目のドイツへ。心配していたトランクの重量は20.2kgで、たった200gのために約2800円のオプションを払ったのかとため息が出た。

初めてのプレミアリーグ、学ぶことが多かった。次はパワーアップして来たい。
さよならイングランド。香川真司の復活を待つ!


水色のジャージ軍団、何かのスポーツ選手かと思って帰国後調べたら、もしや「AVFC」とはアストン・ヴィラのこと?サッカー選手??
1211-ロンドン
ロンドン散歩-4 ちびっこダンサー
2013.01.09 Wednesday - comments(0)
ヴィクトリア駅まで素直にTUBEに乗ればいいものを、二階建てバスが病みつきになってしまい、またバスに乗ったら渋滞にはまった。ヴィクトリア・パレス・シアターに到着したのは開演時間ギリギリで、お昼ごはんを食べそびれたせいで、このままでは上演中にぐうぐう鳴ってしまう! ロビーでプリングルスを買い、一気に食べて席に着いた瞬間、ステージに小さな子どもがトコトコやってきて、ミュージカルが始まった。

「BILLY ELLIOT」の一番安い当日券は、2列目の一番端で、こんなに前列でいいのかしらと半信半疑だったが、前列=良席ではなかった。ステージが頭上より高くて、見えないシーンも多くあった。それでも十分すぎるほど楽しめる素晴らしい作品だった。映画のようなバレエシーンを想像してただけに、ちょっと残念なところもあったけど、映画と違って全体的にコメディタッチの仕上がりで、楽しい作品だった。映画のチケット並みの料金で、こんな贅沢なエンターテイメントを楽しめることを二度目のロンドンで初めて知った。





帰りはまた二階建てバスに乗った。明日はドイツだ。ドイツの次はこの旅の最終目的地、イタリアに行く。デュッセルドルフ発、ミラノ行きのフライト 検索をしつつ、また重量に神経を使ってパッキングするのかと気が重くなった。それならいっそのこと重さを気にせず気軽に乗れる電車で行こうか。ドイツ国鉄のサイトで検索すると、デュッセルドルフ中央駅 23:13発の寝台列車がヒットした。飛行機よりも安いし、シベリア鉄道以来の寝台列車、そしてスイスを抜けて走る国際列車にときめいた。イタリアへは電車で行くことにした。


1211-ロンドン
ロンドン散歩-3 殴り合いのアート
2013.01.08 Tuesday - comments(0)
2004年以来のテート・モダンだった。もともと発電所だったその建物は、テムズ川沿いにあって、どでかい煙突が目印だ。モネ、モンドリアンなどのアートに混じって近代アートも多く展示されている。その中に、見覚えのある映像作品があった。食卓を前にした男女が、殴る蹴るを延々繰り返すという「アート」だ。

座ろうとする女性の椅子を思い切り引いて、女性が転倒する。
怒った女性が男性を殴る。
コップに入った水を顔にぶちまける。
股間を蹴り上げる。
ビンタをする。
負けじとビンタを返す。
とっさにテーブルのナイフを掴む。

というのを、確かオランダの美術館でも見た。ということは、有名作品なのか。(あとで調べたら、ブルース・ナウマンという数々の国際賞を受賞している有名すぎるアーティストの作品だった) 映像を見ていると、コントのようで笑いがこみ上げてくるが、笑うことは作家の意図したことなのか。笑ってはいけないのか。よくわからない。わからないからおもしろい。

1211-ロンドン
ロンドン散歩-2 ダブルデッカーの誘惑
2013.01.08 Tuesday - comments(0)
昨日に引き続き、お昼にまた中華街に行ってしまった私を負け犬と呼んでもいい。いつもはB&Bなど、キッチンが使える宿を拠点にしているが、今回は移動が多いのでキッチンどころかお湯もわかせないホテルが多かった。だからといって、毎食一人でレストランに入ってまで食事する気にもならない。そんなときは中華に限る。手羽先の関節部分をパキッとひねりながら、左膝をひねった香川選手の膝を思って切なくなった。

ロンドン名物二階建てバスの路線図を手に入れたので、TUBEには乗らずに二階建てバスにばかり乗る。二階の先頭からクリスマスムードの町を眺めながら走るのは、地下を移動するより断然楽しい。日本にやってきた外国人が東京で電車に乗り方を覚えて、山手線をぐるぐるするのに似ているかもしれない。


1211-ロンドン
ロンドン散歩-1 大英博物館
2013.01.08 Tuesday - comments(0)
ホテルの窓から見える大英博物館に行く。最初に入った部屋にいきなりあのロゼッタストーンがあった。「古くてすごいもの」がいっぱいありすぎてよくわからないので、とりあえずエジプトのミイラがごろごろしてる部屋だけ見た。ホテルの部屋から見えていたのは、どうやらこのこのミイラの部屋らしい。数千年前に生きた人間のすぐ隣りで、私は今生きている。

このミイラの部屋で大人気なのが「ジンジャー」という赤毛のミイラだ。5400年前に死亡したそのミイラは水槽のようなガラスの中に横たわり、社会科見学の子供たちが「ジンジャー!」「ジンジャー!」と、大騒ぎで取り囲んでいる。

想像もつかない5400年前と現代を思う。約110年前、物理学者のベクレルが引き出しにしまったウランから放射線を発見した。その後、キュリー夫人が放射能まみれになってポロニウムとラジウムという新たな放射性元素を発見する。原子力を手にした人類の歴史は、長い歴史上のごく最近のことだ。広島、長崎、福島の惨状を見ても、何も思わない人、気づかない人があまりにも多すぎる。地球が壊されていく。現代に残るジンジャーの姿と、無邪気な子供たちを見ていて、原発なんてと思う。

1211-ロンドン
余韻を連れて
2013.01.07 Monday - comments(0)
出発前に鹿島スタジアムで鹿島アントラーズ vs ベガルタ仙台の試合を見た影響で、ここにきてもずっと鹿島のチャントが脳内再生されている。シティの応援をした後もなお、ヤヤ・トゥーレ鹿島がごちゃ混ぜで鳴っている。

ホテルに戻って、サンフレッチェ広島のJリーグ優勝を知った。傾いた部屋でカップラーメンを食べ、洗濯をして夜を過ごした。腕時計は朝4:20で止まったまま。

1211-ロンドン
チェルシー vs マンチェスター・シティ-4
2013.01.06 Sunday - comments(0)
試合が終わって、スタジアムを後にする。大抵の場合、スタッフに言えば快く写真を撮ってくれるのだが、アウェイ席に限っては即答で「ノー!」だ。つまり、敵チームのサポーターの写真なんて撮るわけねえだろ!冗談じゃねえ!ということだ。当然といえば当然、頼んだ私が悪かった。アウェイとはそういうものなのだ。

スタンフォード・ブリッジは駅から近くてラクだけど、やはり駅までは人でごった返す。さすがにユナイテッドと違い、都会のロンドンで1時間以上メトロに乗れないなんてことはないと思ったけれど、昨日の出来事があまりに辛すぎたので、一つ先の駅まで歩き、先回りしてメトロに乗った。

1211-ロンドン
チェルシー vs マンチェスター・シティ-3
2013.01.06 Sunday - comments(0)
隣りのお兄さんは、周囲に暴言を吐きまくっていて、サポーター同士で喧嘩寸前だった。チェルシーの選手や客席にも野次飛ばしまくり。前にいた子供は完全に怖がっていた。最初から最後まで大声でチャントを歌いまくり、踊りまくりで、ヤヤ・トゥーレのチャントは完璧に覚えてしまった。試合中、雨が降り出したけれど、1Fの前列でも屋根があってほとんど濡れずに済んだ。
















オールド・トラフォードは、何かに急かされるようにスタジアムに向かい、ただただドキドキしていた。そして、今日のスタンフォード・ブリッジでの観戦もまた、心がドキドキざわざわした。しかし、昨日感じた疎外感に似た気持ちは、やはり気のせいではなかったようだ。同じチームを応援してても、受け入れてもらえない何かがあった。女一人でプレミア観戦すること自体、あまり歓迎されていない気がする。せめて、チームのグッズを身につけているとか、チャントを完璧に歌えるとか、何か「確認できるもの」が必要なのかもしれない。

試合は0-0、スコアレスドローで終わった。
1211-ロンドン
チェルシー vs マンチェスター・シティ-2
2013.01.05 Saturday - comments(0)
最前列にいた全身シティグッズで固めたシティおじいちゃん。ニット帽、リュック、上下のジャージ。腰からぶら下げたマフラーは年季が入りすぎてボロ雑巾のよう(笑)。これぞシティ愛。まちがいなくマンチェスターからこの格好で来たのだろう。44年ぶりにリーグ優勝した瞬間のおじいちゃんを思う。

昨日は首位と最下位の対決、そして今日は2位と3位の対決だ。


なんと、前から2列目。近すぎてゾクゾクする。シュート練習のボールが半端ない威力でバンバン飛んでくるも、キャッチする気満々でボールを見守る。キックオフ時間が近づいて、芝に水を蒔く。これから雨が降ることも知らず。




チェルシーのマスコット、ライオンちゃん。
名前を調べたら「Stamford the Lion」だった。そのまんま。やっぱりライオンちゃんと呼ぼう。
アウェイ席の前は当然ながら素通り。淋しい。
1211-ロンドン
チェルシー vs マンチェスター・シティ-1
2013.01.05 Saturday - comments(0)
2012/11/25
プレミアリーグ2012-2013 第13節 チェルシー vs マンチェスター・シティ
@スタンフォード・ブリッジ 16:00 KICK OFF

District Line、ウィンブルドン行きのホームはチェルシーの応援団でいっぱいだった。そこへシティのユニフォームを着た一団がやってくる。まさか、マンチェスターからこの格好できたのだろうか。堂々とした水色軍団をチェルシーサポーターが失笑しながら取り囲む車内。今日は私もシティ側の席でシティを応援する。「フルハム・ブロードウェイ駅」で降りる人の流れに乗って進むと、駅からほど近い住宅街に突然スタジアムが現れた。チェルシーのホームスタジアム、スタンフォード・ブリッジだ。

今年5/20、チャンピオンズ・リーグで優勝したときのパネルがあちこちに飾られている。もちろん、この試合も夜更かしして見ていた。PKで5人目に蹴ったシュバインシュタイガーのゴールが外れて、ドログバが決め、その瞬間チェルシーの優勝が決まった。チェルシーは優秀で魅力的な選手がたくさんいるので、ここスタンフォード・ブリッジに来れたことでテンションが上がらないわけがない。ただし、アウェイ席に着いたらチェルシーに興味を示してはならない! チェルシーがゴールを決めても決して喜んではいけない! 目の前にオスカルやトーレス、ランパード、マタ、アザールが来ても、徹底してブーイングを貫く! こんなことならホーム席のチケットを買えばよかったと思うけれど、ホームのチケットは取るのが難しかったのだ。

スタジアム前では楽団が生演奏で盛り上げている。アウェイ席のゲートは物々しさが漂うほどに警備が厳重だった。何度もカバンをチェックされて、カメラを取り上げられそうになりながらも、なんとか死守してスタジアムの中へ。昨日、マンチェスターで水色アイテムをゲットできなかったのが悔やまれた。


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