a small,good thing
DAY 11 - Budapest (1)
2012.08.27 Monday - comments(0)
2/18


ゲッレールトの丘から。
1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Budapest (5)
2012.08.27 Monday - comments(0)
2/17

スティーブ・ジョブズの銅像をひとしきり眺めて、来た道を引き返した。来る途中で通り抜けた大型スーパーは、日本ではあり得ない程の広さで、まとめ買いする地元の人たちで大賑わいだった。ここでようやくキッコーマンの醤油を見つけたが、400円を払う気にはなれず欧州のメーカーが作っている「醤油のようなもの」を買ってみた。物価の安いハンガリーで1000Ft(約330円)もするモノはなかなか買う気になれない。そんな中、キャビアを100円程度で見つけたので一つ買った。レジは50台ほどズラリと並んでいた。海外のスーパーはテンションが上がる。

大量の食料を持って電車に乗り込み、またアナウンスを聞き間違えて一つ手前で降りてしまった。近くに見えたマルギット橋は歩いても歩いても遠いし、雪は雨に変わるし、泣きたくなった。前を歩くカップルは大げんかの最中だった。大泣きの女性と、何度も手を払いのけられて完全にお手上げ状態の男性。ふと目が合ってしまい、足早に通り過ぎた。国会議事堂がライトアップされて、とびきり豪華な宝石のようだった。

この町の楽しみ方がわからないまま時間だけが過ぎていく。

1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Budapest (4) Steave Jobs
2012.08.25 Saturday - comments(0)
2/17

スティーブ・ジョブズの銅像はなぜアメリカではなくブダペストにあるのか?
アップルの故ジョブズ氏の銅像、ハンガリーに完成

この記事を読んで、銅像を見に来たのだった。
ベランダの社員さんたちがこちらを見て笑っていたが気にしない。






大きな地図で見る
1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Budapest (3) Margit Bridge
2012.08.25 Saturday - comments(0)
2/17

オペラを見に行くなら今日のプログラムにしようと思っていたけれど、ドイツサッカーとウィーンの音楽が体中を巡っていて、私の中にオペラが入る余裕はまったくなかった。しかし、せっかくこの町にいるのだからと、散歩に出かけた。

最寄りのOktogonからトラムに乗ってマルギット橋を渡り、向こう岸へ行くはずが、橋の真ん中で降りてしまった。ちょうどドナウ川に浮かぶ島の入り口だった。今日もゆっくりと流氷が流れている。ようやく向こう岸に着いたが、初めて乗るHEV(郊外電車)の乗り場がわからず、地図を片手に途方に暮れていると、美術館の絵画から飛び出したような紫のロングコートを着た気品のあるご婦人が声をかけてくださった。「HEVはこの道を少し戻って、道路を右に渡って、階段を下へ下りるのよ」と、ハンガリー語ではなく、ゆっくり丁寧な英語で教えてくれた。
 
車窓からフォルクスワーゲンの看板が見えた。周辺には大きな煙突が点在していて、ヴォルフスブルクを懐かしく思った。 ガイドブックには載っていない小さな駅で降りると、観光客の姿は完全になくなった。ふと、自分が今世界のどこにいて何をしているのかよくわからなくなりながらも、雪道をひたすら歩いた。







1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Budapest (2) Hungarian traditional menu
2012.08.24 Friday - comments(0)
2/17

ブダペストのこの部屋は、寒い上に布団らしき布団があまりに薄くくたびれていて、起きるといつも体が冷えている。毛布を一枚借りに行ったら小さなブランケットを1枚もらっただけで、快適な睡眠には至らなかった。あとは自力で工夫するしかない。夜中にカミソリでざっくり切った親指がまだジンジンしていた。ウィーンの疲れもまだだいぶ残っている。

洗濯機の電源を入れると、大げさな音を立てて2時間ゆっくり回り続けた。仕事が一段落して、雪の降る町に出た。アパートの前の通りはカフェが連なる通りで、その中の一つに入り、「ハンガリーの伝統的なメニュー」というのを注文すると、グリーンピースを潰して甘く煮込んだドロドロのスープに、恐ろしくしょっぱいハムカツが2枚載ったものが出てきた。オランダ名物にも緑色をしたドロドロのエルテンスープという豆スープがあったが、ハンガリーの方はとにかく甘い。一口食べてもう十分だったが、お皿いっぱいのスープをせめて半分は食べようと我慢して口に運ぶものの、次第に気分が悪くなってしまった。その土地の伝統料理を残したことにひどく罪悪感を感じた。


1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Budapest (1)
2012.08.23 Thursday - comments(0)
ニャーブルで使っているブログ本体のURLを変更したり、サブドメインをいじったりしたので、しばらく閲覧ができなかったり、画像が全滅したりしましたが、ようやく見れるようになりました。びっくりされた方、失礼しました。

そして飽きもせずまだまだ半年前のことを書きます。
(旅したことを書き終えたら日常のことを書きたいと思っているけど、書き終わらないうちにまた次の旅に出る気がする。分けて書いた方がいいのかもしれない)

なんとも今の季節にそぐわない2/17の写真をひとつだけ。
最後の力を振り絞るかのように、今日も蝉が鳴いている。
あの寒さとこの暑さを足して2で割りたい。


1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Wien (7) Back to Budapest
2012.08.21 Tuesday - comments(0)
2/16

ウィーン発ブダペスト行きの電車はしんみりとしていて、なんだか上野発の東北行き列車の雰囲気に似ていた。窓の外はほとんど灯りもなく、シベリア鉄道での果てしない移動を思い出した。さよなら、オーストリア。

ブダペストの年季の入った地下鉄は、前にも書いたように世界遺産だ。たった3時間移動しただけで、現代から昭和初期にタイムスリップしたような気分だった。大都会ウィーンと東欧ブダペストは物価も3倍は違うし、共産主義時代の独特のにおいというか、明らかな空気の違いがおもしろい。ブダペストはファッションもダサイが、それもまたよい。

アパートの冷蔵庫にそのままにしていたトカイワインとオリーブをぼんやり食べながら、丸2日間のウィーン滞在を思い返した。ウィーンを訪れるまで、あんなに都会だとは思っていなかった。アートと建築、音楽や舞台、全然時間が足りなかった。貧乏性ゆえに欲張ってスケジュールを詰め込みすぎてしまったが、それでもオペラ座やシェーンブルン宮殿、フンデルトヴァッサーのゴミ処理場も行けなかった。そして、ベルリンへ行ったあたりからずっと咳が止まらないというのに、無理してワインを飲んでさらに咳き込んでいるのは、帰国までに飲みきってしまいたいという、これまた貧乏性ゆえの理由からだった。





1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Wien (6) Der Wiener Prater
2012.08.20 Monday - comments(0)
2/16

ブダペストに帰る列車の出発までまだ少し時間があった。ザッハトルテの商標をめぐり裁判で争ったという経緯も気になって、もう一つのザッハトルテを食べるべく、デメルにも行きたかったが、もう甘いものは十分すぎて夕暮れの観覧車を見に行くことにした。プラター公園内の大観覧車は映画「第三の男」の舞台として有名らしい。明かりが灯る観覧車をひとしきり眺めて、体が芯まで冷えたところで帰り支度。






1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Wien (5) Sacher-Torte
2012.08.20 Monday - comments(0)
2/16

ホテルザッハーのザッハトルテはやはり食べておきたい。長蛇の列の最後尾についてしばらくすると、ようやくあのチョコレートケーキがやってきた。ご満悦。その後会った日本人女性にこんなことを言われた。

「あれ、おいしかった?」
「日本で食べるケーキの方がスポンジがふわふわだし、チョコも格段においしいと思う」
「本当に本当に、おいしいと思った?」

確かに、と思うところはあるけれど、やはりザッハトルテは食べずにはいられなかった! それはそれ、これはこれなのだ。

1202-ブダペスト・ベルリン・ヴォルフスブルク・ウィーン
DAY 10 - Wien (4) Schloss Belvedere
2012.08.20 Monday - comments(0)
2/16

ベルヴェデーレ宮殿へ向かう途中で適当にお昼ごはんを食べようと思ったが、なんとなく決めかねているうちに下宮の方に到着してしまった。仕方なく宮殿内のレストランでべらぼうなお値段のハンバーガーを注文すると、これまたべらぼうな味で完全に打ちのめされてしまった。

お目当ての「接吻(The Kiss)」は上宮の方に所蔵されていた。広い館内を歩きに歩いて、振り返ったところにそれはいきなり現れた。これまで本やテレビで何度も見てきたクリムトの絵は、実際目の前にすると衝撃で動けなくなってしまう。やわらかな絵の前で外の吹雪が止むのを待った。





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