a small,good thing
Sendai
2008.01.05 Saturday - comments(0)
朝から松島、塩竃を見て歩いてかなり疲れていたし、これから東京に帰るし、その前に祖母の家に寄っていくって約束しちゃったし、でもせんだいメディアテーク見てみたい。というわけで、夕焼けの方向に向かって車を走らせた。銀座ミキモト、TOD'S表参道ビルなど、街で見かけることも多い伊東豊雄の建築。















仙台から祖母の家まで3時間、そこから東京まで3時間。家に着いたのは深夜2:00を過ぎていた。1泊2日の走行距離は約850km!美しいものを貪欲に追うのは猛烈に楽しいけれど、さすがに疲れた。
0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Shiogama - 2
2008.01.05 Saturday - comments(0)
菅野美術館で教えていただいた「ふれあいエスプ塩竈」に立ち寄った。ここは市が運営する遊びの施設らしい。いわゆる児童館というべきか。駐車場のある裏の入り口から入ると、エプロンをした職員さんらしきおじさんがちょうど正面に立っていた。「塩竃の人じゃなくてもこの中を見てもいいですか?」と聞いたら、簡単に施設について説明してくれて「ゆっくり見ていって」と言ってくれた。空間の周囲をなだらかなスロープがぐるりと取り囲んでいる。光がいっぱいに差し込む素敵な建築。



図書館、体育館、工作室、会議室、コンピュータの利用、ピアノをはじめとした楽器、塩竃市のあらゆる情報が集まっていて、あちこち探索して歩く度におじさんと遭遇した。おじさんはその都度、「この部屋はね」といって、丁寧にお話ししてくれた。空中庭園は、夏になると水の庭園になるとか。塩竃出身の写真家、平間至さんが寄贈したツリーハウスもある!



工作室の前に、巨大なダンボールのガンダムが!子どもが作ったにしては完璧すぎる。感心していると、またどこからかおじさんがやってきて、塩竃市の高校生が毎年作るものだと教えてくれた。なんとこのガンダム、市内に何体もあるらしい。ダンボール工作の先生がいて、生徒と一緒に作るのだとか。


「グランドピアノもあるよ、弾いてもいいよ」とおじさん。
他にもいろいろな楽器があって、防音室で練習もできるらしい。塩竃の子はいいなあと思った。


工作室にはいつも先生がいて、いろいろな道具が揃っている。
わたしも子どもたちにまじって工作やりたかった。


こんな会議室も自由に利用できる。
打ち合わせといえばファミレスが定番のわたしにはうらやましすぎる環境。


なぜにまぐろ?と思ったら、塩竃港はまぐろの水揚げ量が日本一だとあとから知った。夏には港で盛大なお祭りがあるらしい。


塩竃市出身の漫画家、長井勝一さんの美術館も併設されていた。「月刊漫画ガロ」の初代編集長だった長井勝一さんの美術館には、大御所漫画家の原画もたくさん展示されていて、水木しげる先生の原画にこんなところで出会えるとは!!と、時間を忘れて見入ってしまった。

施設を案内してくれたおじさんとはもっとゆっくり話したかった。東京から来たこと、よくふらふらと旅に出ることを話すと、おじさんは自慢のキャンピングカーの話しをしてくれた。よく奥さんとの二人旅に出るのだとか。去年は久米島に行ったというので、しばし沖縄話をした。おじさんにちゃんとさよならを言わずにここをあとにしたのがなんだか心残りだった。
0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Shiogama - 1
2008.01.05 Saturday - comments(2)
松島から福島の海沿いにある祖母の家を経由して東京に帰る予定だったけれど、欲張って塩竃にある菅野美術館に立ち寄ることにした。この建築をネットで見かけてから、一度見てみたかったのだ。

塩竃の高台にある小さな個人美術館。ヘンリー・ムーア、マリーニ、ロダン‥‥、個人のコレクションとは思えない質の高い彫刻が集まっている。そして、建物自体がまさに作品だった。外壁はエンボス加工した鉄板。直線で切り取られた空間。立ち寄ってよかったとつくづく思った。美術館を探している途中で、近所の方に「菅野美術館はこの辺りでしょうか」と聞いたら、ご夫婦揃って首を傾げた。近所の人にはまだまだ知られていないのか。

それでも、この美術館はあらゆる建築雑誌の表紙を飾っただけあって、建築関係の方が遠くから訪れることも多いらしい。学芸員の方が、「建築に興味がおありでしたら、エスプ塩竈にも行かれたらいいですよ。長谷川先生が手がけた建築です」と教えてくれた。市が運営するふれあいと遊び施設で、図書館や工作室、体育館などがあるらしい。「せんだいメディアテークも、ガラスでできていて夜もキレイだからぜひ」と、あれこれモダン建築を教えてもらった。時間が足りない。








0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Matsushima - 5
2008.01.05 Saturday - comments(0)
松島湾の島々を一望できる名所は4つあって、四大観と呼ばれている。わたしが見たかった風景は、大高森からの眺めだったのに、下調べが足りず辿り着けなかった。結局、四大観のうちの富山と扇谷に立ち寄って、「ああ、ここじゃない!」と思いながら松島をあとにした。後味悪いったらありゃしない。

大きな地図で見る







0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Matsushima - 4
2008.01.05 Saturday - comments(0)





0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Matsushima - 3
2008.01.05 Saturday - comments(0)





0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Matsushima - 2
2008.01.05 Saturday - comments(0)
松島湾に浮かぶ島々は全部で260ほど。「右に見えますのは」「左に見えてくるのは」のアナウンスに、遊覧船のデッキを右へ左へ。去年から猛烈に島に夢中なので、島を見るだけで興奮気味。しかしここは東北、さすがに冷えた。

カモメがどこまでも追いかけてくる。







0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Matsushima - 1
2008.01.05 Saturday - comments(0)
無人島の福浦島から朝日を見るべく、朝6:00過ぎに起きて赤い橋を渡る。





0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
Tokyo, Fukushima, Matsushima
2008.01.04 Friday - comments(0)
早起きして常磐自動車道をひたすら北上し、お昼前には祖母の家に到着した。既にいとこのおばちゃんも兄もちびも揃っていて、携帯には何件も着信があった。

サッカー場に併設されているレストランで今年最初のお食事会。祖母はこのレストランの常連客で、年間200日以上は利用している。ここでの食事は、寝たきりの祖父の世話をしながら酒屋を営んでいる祖母の、楽しみというか、息抜きのようなものだ。

ちびは東北に帰省するというのにコートを着てこなかったらしい。バーゲンで買ったばかりのジャケットを羽織り、高価なアクセサリーを首から下げ、メッシュの入った頭で精一杯飾った容姿がちゃんちゃらおかしいと指摘すると、いとこのおばちゃんは「このくらいの年頃は一通りやりたいんだからやらせてあげたらいい」と言う。ちびも「一通りやらせてください」と言う。いい加減に大人になってくれ。

お墓参りに行くと、ちびは手を合わせて「報われますよーに」と祈った。「おいおい、オマエ。努力もしない人間が報われることはないのだよ。」「そもそもご先祖様にそういうことを願ったって神様じゃないんだから」と言うわたしの話など、ちびは右から左だ。友人と遊ぶのがよほど楽しいとみえて、あと数日は田舎に滞在することにしたらしい。

ちびを送ったあとで、高校時代の友人宅の前にさしかかった。子どもの笑い声が聞こえてきたので、庭先から声をかけ、しばし立ち話をしてから宮城の松島に向かった。国道沿いの寂れたボウリング場が見えてくると、あの頃父親だった人と一緒にボウリングした思い出が鮮明に蘇ってきて、複雑な思いに涙が出た。母親が勤めるラーメン店は、今日も賑わっていた。この町に長く滞在するのは、わたしには辛すぎる。




松島に到着する頃は、既に真っ暗だった。結局、今日は6時間ほど運転したことになる。ホテルで一休みして、真っ暗の松島を散歩した。体が冷え切ったところで、カキ鍋を食べた。店内には近所の子どもたちが集まって、バカ殿を見ていた。それが終わると「おやすみなさーい」と言って、店内のお客はわたしだけになった。




ホテルのロビーには書き初めコーナーがあり、見知らぬおじさんと一緒に書き初めをした。
0801 仙台〜松島〜塩竃、1泊2日車旅
1 / 1
[ - ]  RSS1.0 / Atom0.3
ENTRIES
TWITTER
CATEGORY
ARCHIVES