a small,good thing
Nagasaki - 7
2008.03.21 Friday - comments(0)
モダン建築マニアとしては、建築巡りもしたかった!唯一立ち寄ったのはナガサキピースミュージアム。過去に丹下健三事務所に在籍していた古市徹雄の建築。休館日で中には入れなかったのがとても残念。





長崎ちゃんぽん発祥のお店「四海樓」で、マッハの勢いでちゃんぽんを食べて空港へ。
こればっかりは外せない。長崎だもの。


空港から夕日を眺める計画だったのに、レンタカーを返却中に太陽が沈んでしまった。
3時間の観光で体力消耗。長崎の空を見れてよかった。
0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 6
2008.03.21 Friday - comments(0)
行ってみたいと思っていたオランダ坂。
「ただの坂だぞ?ガッカリするぞ?」と言われていたけれど、十分満足。



長崎は、オランダだらけだった。ちょうど今年2008年は、日蘭修好通商条約締結から150年。来年2009年は、徳川家康によって日蘭貿易が開始されて400年目という記念の年。日本オランダ年を記念して、両国でのイベントもたくさん開催されるのだとか。









阿蘭陀万才って!長崎の人は、幼稚園でこの衣装を着て、これをやるんだとか。見たい!
0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 5
2008.03.21 Friday - comments(0)
稲佐山といえば、スピッツが昔ここでライブをやったっけ‥‥と思って調べたら、もう10年以上も前の1997年のことだった。あの時、稲佐山は行けなかったけれど、つま恋での野外ライブには行ったっけ。小岩井農場での野外も行ったんだった。そして、一生忘れもしない新宿ロフトでのスピッツ10周年ライブ!全部、1997年8月の出来事。スピッツな夏だったなあ。


稲佐山のてっぺんからの眺めは、360度素晴らしい絶景!日本三景の松島よりもずっと美しく見えた。憧れの端島(またの名を軍艦島)も意外と近くに見えた。次に長崎に来る時は、九十九島と必ずあの軍艦島に行くのだ。家に帰ってから、シマダスで長崎の島々を調べまくったのは言うまでもなく。


ちょうどこの空から原爆が落ちてきた。悲しくて、悲しくて、空しくて、悲しくて、いろんな思いが複雑に絡み合った。「本当に、本当に、えらいことをしてくれたね」と何度も口にしてしまった。美しい港の風景にしばらく見とれた。




0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 4
2008.03.21 Friday - comments(0)

朝からこの食べっぷり。信じられん。たべものブログのつもりはない。



雲仙に来たのに雲仙普賢岳も見ないで帰るなんて!ということで、朝から山へ。通りすがりのおじさんがロープウェーのチケットをくれたので、山のてっぺんまで。西側は、橘湾越しに長崎が見えた。そして、南は海の向こうに天草、東は先日訪れた熊本の阿蘇山まで!晴れ女の行くところは大体晴れる。今日も長崎は晴天。



長崎の街は、自転車がまったく見あたらない。山の斜面にもギッシリと家が!こんな風景、初めて見た。路面電車が行き交う街を運転するのはコワい。


長崎出身の元上司は、よく仕事で長崎を訪れるというのに、実家に立ち寄ることはない。かれこれ2年以上も帰っていないと聞いて「せっかくだから、お母さんに会っていきなさいよー!」「お墓参りもしなさいよー!」と、背中を押して実家まで。寝たきりのお母さんは、44歳のおっさん、じゃなくて息子が帰ってくると聞いて、体を起こして待っていてくれた。そして、息子の大好きなポンカンを丁寧に剥いて持たせてくれた。泣ける。

その間に、車中で航空券の搭乗時間を変更する手続き。これで3時間、観光の時間ができたので、駆け足で長崎市内をまわることに。ヤッホー!仕事だけで帰るなんて悲しすぎるもの。


本当は佐世保に行って、九十九島を見たかったけれど、さすがにそこまでの時間はなく、野母崎からの眺めも諦めて、市内を一望できる稲佐山へ。その前に、元上司の同級生がやっているというお菓子屋さんでシュークリーム。注文を受けてから、パリパリのシュー生地にクリームを注入してくれる!長崎で大人気のお店。







0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 3
2008.03.19 Wednesday - comments(0)
今回、仕事で訪れたのは、雲仙普賢岳のふもとにある旅亭「半水盧(はんずいりょ)」という知る人ぞ知る高級旅館。なんと、総工費120億円!ひゃくにじゅうおくえーん!なのに、客室14室!そのひとつひとつが、建物まるごと一戸という贅沢さ。しかも、すべて京都の宮大工を集めて作らせた見事な数寄屋造りで、夜にはライトアップされる庭園もまた美しいことこの上ない。すべての客室(というより家)は、すべて地下通路でつながっていて、外へ出ることなく露天風呂へ行ける。そもそも、特別室2室には露天風呂も付いてるんだけど。調度品はすべて数百万〜数千万という超ホンモノ!

お金持ちの考えることは想像を絶する。

そして、驚くべきはなんといってもサービス。滞在中、一流旅館の裏側を垣間見て、とにかく感激の連続だった。長崎最後の夜に、そのサービスをお客様の側で受けることに。おひとり2万円の懐石料理と聞いて、庶民の私は「2万円あればあれも買える、これも買える」とぼんやり考えてしまったけれど、食事を楽しんだあとで、「これは安い!」「またぜひ食べたい!」とつくづく思った。季節感を感じさせるお料理は、美しく、楽しく、おいしく、本当に素晴らしかった。

芸術品のように美しい懐石料理を作る料理長は、京都吉兆で20年以上修行した方で、普通に東京で食べるなら5万円はするお料理だとか。食事は、見事な庭園を眺めながら、日常を忘れていただいた。


食事の前に、浴衣に着替えてお茶をいただく。本当はお風呂にも入れるのだが、元上司と「オメエとじゃなかったら風呂にも入る」「それはこっちのセリフだ!」とギャーギャー言い合って、客室係のおねえさんも困った様子。仕事じゃなかったら‥‥と思わずにはいられない。


お茶を飲んでひと休みしたところで、1階へ。建築好きとしては、もっと日本の建築様式について勉強してくればよかったと思った。職人の贅沢極まりない「遊び」があちこちに施された贅沢な建物に圧倒された。3月ということで、食前酒には桜の花びらが。


料理長の繊細な技に、いちいち感嘆の声!


この輪島塗りの漆器がまた美しいったらもう。
半水盧には、漆器を保管する「漆器庫」といったものがあるのだった。恐るべし。


魚の感触が、もはや私の知る食べ物ではなかった!


鎖国時代、唯一外国人が入ってきた長崎。島原半島の真ん中に位置する雲仙は、ゴルフ場があり、温泉もあり、ヨーロッパの人たちの避暑地として栄えていたらしい。で、これはごま豆腐。


一番感動したのがこれ。電気を消したあとで運ばれてきたお盆にあかりが灯っている。なんと!大根でできているではないかーッ!すごい職人技。


しかも、縁を赤く彩るだけでなく、内側には桜の花びらまで‥‥。丸めた大根の重なった部分が視界に入らないような気配りには、感激で胸がいっぱいになった。味はもちろん、季節を感じさせる演出と、このおもてなしの心。世界中でこんな素晴らしい料理ってあるだろうか。日本ってすごい。








食事を終えて外に出ると霧の中だった。非日常な空間を、より演出しているようだった。この仕事で、毎日パソコンに向かって仕事をしている生活を顧みた。人が人をもてなす心に触れたからだ。女将さんと束の間お話しできたのも感激だった。周りにがんばってる人はたくさんいるけれど、半水盧の女将さんはすごい。一流のお客様をお迎えするための努力を垣間見る度に、心を打たれた。社長さんもお忙しい中、連日おもてなししてくださった。感謝でいっぱい。

「泊まる」という概念もすっかり変わってしまった。でも、一人旅で泊まるのはやっぱり安宿だけれど。

本当ならこの素晴らしい建築や懐石料理、お風呂、おもてなしを理解した上で仕事をしたかったけれど、今回は緊急の助っ人だったので、理解したことをあまり生かすことができなかった。それがとても残念。それでも、去年からの絶不調を完全に抜け出て、精一杯できたと思う。たぶん、エンジンがかかったのは約1年半ぶり。精一杯、楽しく仕事ができる日がまたやってきたことが何よりもうれしい。

旅館に戻って温泉に入り、冷蔵庫に冷えていたお夜食のフルーツ盛りを食べた。
我ながらあり得ない食べっぷり。
0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 2
2008.03.19 Wednesday - comments(0)
寝不足で起床。起きてもまだお腹がいっぱいだというのに、テーブルに乗り切らないほどの朝食をさらに食べる。なんてことだ!食べてすぐ、宮崎旅館近くにある仕事場へ。旅館のロビーからは、雲仙地獄の異次元な眺めが。観光したい気持ちを抑えて仕事モードに切り替えてゴー。


お昼になっても当然お腹がへる気配はなく、それでも気分転換に近くの六兵衛茶屋へ。サツマイモの粉で作った六兵衛うどんを食べた。「長崎のうどんはコシがない」というのは本当で、四国の人が食べたらきっと「これはうどんではないッ!」と断言するに違いない。でもおいしいんだな、これが。駐車場に桜。カモとしばし戯れて、また仕事。



夜は焼き肉。元上司が酔って同じことを繰り返す中、シメに長崎皿うどん。そして、今日も深夜に温泉。で、もはやお決まりのお夜食におにぎりとフルーツ盛り。我ながら信じられない食べっぷり。



宮崎旅館のお部屋に飾られていた花は、毎日変わっていた。あまりゆっくり過ごすことはなかったけれど、その心遣いに感激。
0803 長崎〜雲仙
Nagasaki - 1
2008.03.19 Wednesday - comments(0)
「オマエ、明日長崎来い」と言われて、すぐに片道航空券を手配したのが木曜日。帰ってこれるのは日曜か月曜。旅費を出してくれるなら!と安易に思ったけれど、実際のところ旅館に缶詰の日々で、ここが東京なのか長崎なのか、よくわからないままに過酷な労働が続いたのだった。

バスに揺られて幡ヶ谷へ。午前中から午後にかけて1件仕事を終えて、羽田空港へ。



11月に、熊本の宇土半島から島原湾越しに雲仙普賢岳を見た。今回は反対側に渡ったことになる。相変わらず、海の向こう側に島が浮かんでる風景をイメージするだけでテンション上がり気味。

大きな地図で見る


長崎空港は、大村湾に浮かぶ小さな島をまるごと開発したもので、1975年に世界初の海上空港としてスタートしたらしい。到着したのは18:00頃で、事前に調べた長崎の日の入り時刻は18:23頃。仕事場となる旅館に行く前に、空港から夕日を眺めたい!と思い、ベストタイムのフライトを選んだのだが、到着ゲートには私の名前を掲げた旅館の方がお迎えに来てくれていた。さよなら、夕日〜。

長崎空港から島原半島の真ん中に位置する雲仙へは、バスを乗り継いで約1時間半〜2時間くらい。明るいうちだったら、島原湾の海沿いを走る車窓から、美しい湾岸の景色が見られたはず。

到着してすぐ、小浜市で食事をしながら雲仙や今回の仕事となる旅館について、いろいろお伺いした。食べながらメモメモ。とにかく今回、滞在中になんとかするのが私の仕事だ。限られた時間で、出来る限り。

それにしても、島原湾でとれた海の幸がおいしすぎる。






長崎の人は、お酒のシメにちゃんぽんを食べるというのは本当だった。旅館の社長さんと元上司は高校時代の同級生で、何の迷いもなくちゃんぽんをオーダー。おいしかったけれども、もう既にお腹いっぱい。それでも食べる。ぐえー。




宿泊したのは雲仙宮崎旅館。部屋には噂のお夜食が!あれだけ食べたのに、おにぎりとフルーツ盛りが!このおにぎりがまた絶品というのは噂通りで、残したら翌日捨てられてしまうに違いないと思ったらもったいなくてつい食べてしまった。気づけば午前3:00。

イーモバイルに魅力を感じつつ今もまだAIR H"なのは、沖縄の竹富島でも、雲仙の山の中でもネットにつながるから。でも、そろそろイーモバイルの魅力に負けそうな予感。
0803 長崎〜雲仙
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